BELT TRAINERS
ベルトトレーナー
FLEXCOのベルトトレーナーは、摩擦と張力の組み合わせを使用してアライメントの問題を修正し、ベルトやコンベヤフレームに損傷を与える可能性のある負荷を回避します。独自開発の「ピボット&チルト」テクノロジーは、ベルトのずれに即座に反応して補正するために使用されています。
ベルトトレーナーがないとどうなるの?
ベルトトレーナーとは
簡単取り付け そして 強靭
ベルト蛇行による問題
ベルトが蛇行することによってどのような悪い問題が生じるのでしょうか?
1. ベルトの損傷
ベルトが軌道から外れてコンベヤに接触し続けると、ベルトが損傷してしまいます。これにより、ベルトの層が削れて無くなり、ベルト全体の幅が狭くなります。時間が経つにつれて、ベルトが運ぶことができる搬送物の量が減少し、生産量に影響を及ぼします。
2. コンベヤの損傷
この摩擦はベルトを損傷するだけでなく、誤って軌道を外れたベルトが接触しているコンベヤシステムにも重大な損傷を引き起こす可能性があります。
蛇行ベルトがコンベヤフレームを削ります
蛇行によるこぼれ
3. 搬送物のロス
ベルトの軌道がずれると、幅が狭くなり搬送できる搬送物の量が減るだけでなく、システムの周囲こぼれる恐れもあります。その結果、生産性と収益性が損なわれます。
4. 安全上の懸念
こぼれはコストがかかるだけでなく、危険も伴います。従業員は材料の落下や予期せぬ衝突による危険にさらされ。極端な場合、軌道がずれたベルトが構造物にこすれて発火の原因になることもあります。
5. 解決に際して
コンベヤの全面的なオーバーホールは、多くの業務で予算に含まれないことがよくあります。その代わりに、一時的な修正として、サイドローラーをコンベヤに取り付けるなどの方法に頼る場合もありますが、これが問題をさらに悪化させることもあります。ベルトの端にローラーを取り付ける方法は必ずしも効果的ではありません。ベルトは押すのではなく引っ張る傾向があるため、ベルトの力に逆らう形になってしまうからです。ベルトを調整するもう一つの方法は摩擦を利用することで、ベルトの進行方向に対してローラーを斜めに配置する手法です。三つ目の方法は、張力プロファイルに影響を与えることです。ベルトは、張力が高い側から自然に「逃げる」傾向があるため、一方の張力を高めると、ベルトは反対側に移動します。
FLEXCOが見つけ出した答え
FLEXCOが積み重ねた現場での経験とテストにより、コンベヤシステムが適切に整列していない場合にベルトを軌道に戻す最良の方法は、摩擦と張力の組み合わせであることが証明しました。多くの機器メーカーのものでは、スチール製のリターンローラーと、その横にエッジローラーを取り付けたものを提供しています。このローラーは、ベルトの移動に対してローラーを旋回または傾斜させます。ローラーとベルトの摩擦により、ローラーは元の位置に戻ります。しかし、この方法の問題点は、ベルトのエッジがローラーに強い力でぶつかってもあまり効果がなく、ベルトのエッジに強い圧力がかかることでした。この状況では、ローラーに強い力が加わり、ベルトが損傷する可能性があるのです。
他のメーカーは、一般的に「ウォブラー」と呼ばれる製品を提供しています。これは、ベルトを操縦するために、ラグローラー/チューブ内の単一のセンターベアリングを使用します。この設計の問題は、操縦力を生成するために、ローラーをミストラック側で下向きに傾ける必要があることです。これは逆効果です。張力を下げると、ベルトのミストラックがすぐにさらに進むことになるからです。この方法がうまく機能するのは、ステアリング力が張力よりも影響が大きい、最も軽い張力のアプリケーションの場合のみです。強い圧力がかかったり、トラッキングの問題がさらに悪化したりしないようにするには、摩擦を発生させてベルトの張力プロファイルを変更する「ピボットと傾斜」設計のトラッカーを選択してください。ピボット機構と傾斜機構の両方が連動すると、ベルトをコンベアの中央に戻す効果が 3 倍以上になります。